我が家のアイドル、ヨークシャテリアの親子(ママのリティと長女のロナ)。
忘れもしない、2012年1月。
15歳でロナが亡くなって悲しみに暮れ、心が空っぽでした。
いつもの定位置で伏せをしながら、こっちを見ていたロナがいない・・・。
毎日のなんとも言えない寂しさを紛らわせる為に、ロナに似たぬいぐるみを見つけ、
そのまま買って帰り、いつも居たお気に入りの場所にいつものポーズで置きました。
そのぬいぐるみを見て、自分でも愛したわが子を作って生きた証を残したいと思った時に偶然知ったのが、羊毛ドッグでした。
さっそく我が子をモデルに作りました!
それから、悲しみを埋めるために、無心で知人のワンちゃんを作ってプレゼントしました。
大好きな愛犬に似たぬいぐるみで喜んでくれる人がいる。
同じように悲しい思いをしている愛犬家の方達の悲しみを少しでも和らげる事が出来るかもしれない。
作者ごとにそれぞれの作り方があり、雰囲気も違い、「正解」という形はないので、
私の作品でも「かわいい!」「そっくりや~!」と喜んでもらえました。
心が晴れた気がしました。
小さいけれど温かく・可愛く・ふんわりしていて、とても愛おしい。
誰もが手軽に出来ますが、作れば作るほど奥が深い羊毛アート・・・。
「いつまでも家族の一員やで!!」という想いを込めて、famille(ファミーレ)と名付けました。
ロナの一周忌を終えたばかりの2013年1月にリティも虹の橋を渡り、2度の悲しみを経験しました。
同じような悲しみを持っているペットロスの方や、ワンちゃんを愛する心を持った方も、
私にとっては家族みたいなものです。
皆様の想いも、一針一針、思いを込めて、お作りさせて頂きます。
精一杯、なるべく似るように一匹一匹心を込めて作ったワンちゃん達です。
どうぞ、ゆっくりご覧下さい。